目が覚めると時計の針は10時を過ぎていた

「ヤベェな…遅刻だ」

しかしながら、この時期布団から抜け出すというのはなかなかに難しいことなのだ。

「面倒だから6時間目だけ出るとしよう」

そう言うと彼は再び床に就いた





目が覚めると、辺りはすっかり暗くなっていた

「ヤベェな…物凄い遅刻だ」

時計の針は夜の10時を指していた

「どんだけ寝てんだよ」

自分にツッコミを入れてみるが、当然クスリとも笑いは聞こえてこない

当然だ

この家には俺とスティーブの二人しかいない

そのスティーブも、以前「急ごう、風が止む前に…」

そう言ったきり帰ってきていない

現在も行方がわからないままで、心配に思ったレイチェルが探しに行ったが、

結局二人共帰ってきていない。

「どうやらここは俺の出番のようだな」

それだけを言い残し、ジェームスも帰ってこない。

「全く…仕方のない奴らだ」

そう言った奴も帰ってこない

というかもはやソイツが誰かも覚えていない

一体皆どこへ消えてしまったのか

そんなことをふと思い出し、私は何事もなかったかのように

再び床に就いた




翌日

今日は土曜日


うちは二階建てで、普段はいつも上で寝ている

朝食を取るため下へ降りていくと、

「お腹がすきました」

見知らぬ女性がそこに座っていた
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